
PCのスピーカーから急に音が出なくなって困っていませんか?
この記事では、初心者でもすぐに試せる対処法をわかりやすく解説します。
音が出ない原因は、設定ミスや接続トラブルがほとんどです。手順を追えば自分で解決できます。
多くのケースで、「サウンド設定」や「出力先の選択ミス」が原因。ドライバーの更新で直ることも。
接続や設定を順に確認すれば、ほとんどの「音が出ない」問題は自力で解決可能。
PCのスピーカーから無事に音が出るようになり、快適に作業・ゲーム・動画視聴ができるようになります。
- 音が出ない原因の見つけ方
- Windows・Mac別の確認ポイント
- スピーカーが壊れているか判断する方法
まず確認!音が出ない時の初期チェック
PCから音が出ないときは、焦ってスピーカーや設定をいじる前に、まずは基本のチェック項目から確認しましょう。
実は、ちょっとしたミスや設定変更で無音になっているケースがとても多いんです。
音量・ミュート設定を確認しよう
まずは音量そのものがゼロやミュートになっていないかをチェックしましょう。以下の3つを順番に見てください。
- 画面右下の🔊スピーカーアイコンが「×」や「ミュート」になっていないか
- キーボードに音量ボタンがある場合、間違えて消音にしていないか
- アプリ(YouTube、ゲームなど)ごとの音量が下がっていないか
- 画面右下のスピーカーアイコンを右クリック
- 「ミキサーを開く」を選択
- システム音量・アプリ音量を個別に確認・調整する
音量が正常でも、アプリ側でミュートになっていることもあるので、アプリ内の設定も忘れずに!
スピーカーが正しく接続されているかチェック
外付けスピーカーを使っている人は、物理的な接続ミスもよくある原因です。
- スピーカーの電源がオンになっているか
- ケーブルがきちんと奥まで差し込まれているか
- USBやAUX(3.5mm)端子が破損していないか
- Bluetoothの場合、ペアリングが完了しているか
- 設定 → Bluetoothとデバイス → 「オーディオ」で該当スピーカーを探す
- 一度「削除」して再ペアリングするのも有効です
接続は正しくても「出力先」が違っていたら音は出ません!
出力先の設定を見直す
音量や接続に問題がないのに音が出ない場合、サウンドの出力先がズレている可能性があります。
PCは複数のスピーカー・モニター・ヘッドホンがつながっていると、自動的に別のデバイスに音を出そうとすることがあります。
特に以下のようなケースでは、設定の確認が必須です。
よくある出力ミス例 | 状況例 |
---|---|
HDMI出力が優先されている | モニターから音を出そうとして無音になる |
ヘッドホン出力のままになっている | ヘッドホンを抜いた後も設定が切り替わらない |
Bluetoothスピーカーの接続が途切れている | 接続済み表示でも音が出ていない |
サウンドの出力先が間違っていないか確認
以下の手順で、現在の出力先を確認・変更できます。
- 画面右下の🔊スピーカーアイコンを右クリック
- 「サウンドの設定」を開く
- 「出力デバイスの選択」から、使用したいスピーカーを選ぶ
「Realtek Audio」や「スピーカー(USB Audio Device)」など、正しいスピーカー名が選ばれているかをチェック!
- Appleメニュー →「システム設定」
- 「サウンド」→「出力」タブを選択
- 出力先に内蔵スピーカーや使用中のデバイスを選ぶ
Bluetooth接続の場合の注意点
Bluetoothスピーカーの場合は、見かけ上「接続済み」でも音が出ないことがよくあります。
その原因と対策を以下にまとめます。
- ペアリングはできているが音は出ない
- 出力先がBluetoothスピーカーに設定されていない
- スピーカー側の電源がオフになっている
対処方法
- Bluetoothスピーカーの電源が入っているか確認
- Windowsなら「サウンドの設定」で出力先がBluetoothになっているか確認
- 接続を一度解除し、「デバイスの削除」→再ペアリングを試す
🔽 Bluetooth設定を開くショートカット(Windows)
「Winキー + I」 →「Bluetoothとデバイス」→ スピーカーを選択
POINT
Bluetoothスピーカーを使っている場合も、最終的には「出力先」が正しいかがカギです!
サウンドドライバーの確認と更新
音量も出力先も正しく設定しているのに音が出ない…
そんなときは、サウンドドライバー(音の制御ソフト)に問題がある可能性があります。
ドライバーが無効になっていたり、破損・古くなっていたりすると、スピーカーが認識されなくなり無音状態になることも。
デバイスマネージャーから状態を確認する
まずはサウンドドライバーが正常に機能しているかどうかをチェックしてみましょう。
- 「スタート」ボタンを右クリック →「デバイスマネージャー」を選択
- 「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」を展開
- 使用中のオーディオデバイス(例:Realtek High Definition Audio)が表示されているか確認
■確認ポイント
表示状態 | 意味 |
---|---|
正常に表示されている | ドライバーは一応認識されている状態 |
「!」や「×」マークが表示されている | ドライバーが壊れている、もしくは無効化されている |
デバイス自体が表示されていない | ハード不良 or ドライバーが完全に機能していない可能性 |
POINT
「無効にする」→「有効にする」で一時的に復活することもあります。
ドライバーを再インストール・更新する方法
ドライバーが怪しいと判断できたら、再インストールや更新を試してみましょう。
これはとても効果的な解決策で、意外と簡単です。
- デバイスマネージャーでサウンドデバイスを右クリック
- 「ドライバーの更新」を選択
- 「自動で検索」を選んで最新バージョンに更新
- 同じくデバイスを右クリック →「デバイスのアンインストール」
- PCを再起動する
- 自動的に再インストールされる(インターネット接続が必要)
メーカー製PCをお使いの方は…
NEC、富士通、Lenovoなどの公式サイトから、モデルに合ったオーディオドライバーをダウンロードするのが確実です。
補足:Macの場合
Macではドライバーの手動操作は基本不要ですが、macOSのバージョンアップで音が出なくなることがあるため、OSのアップデート後の動作確認も忘れずに。
スピーカーの故障か確認する方法
設定やドライバーを何度見直しても音が出ない場合、スピーカー本体の故障が原因かもしれません。
以下の方法で、スピーカーが正常に動作しているかをチェックしてみましょう。
他のPCやスマホでスピーカーが使えるか試す
まずは、スピーカー自体が壊れていないかを確認するために、他の機器につないでみましょう。
■チェック手順
使用しているスピーカー | チェック方法 |
---|---|
有線スピーカー(AUX/USB) | 他のPCやスマホに接続して音が出るか確認 |
Bluetoothスピーカー | スマホとBluetooth接続して音が出るか確認 |
- 他の機器では音が出る → スピーカーは正常、PC側の問題
- どの機器でも音が出ない → スピーカー故障の可能性大
POINT
スピーカーに電源ランプや音量ツマミがあるタイプは、それも確認しておきましょう。
本体のスピーカーの場合、ハード不良の可能性も
ノートPCや一体型PCなどに内蔵されたスピーカーから音が出ない場合、以下のような可能性があります。
- 出力先が正しく「スピーカー」になっているのに無音
- デバイスマネージャーには表示されているが音が鳴らない
- 外付けスピーカーを使うと正常に音が出る
この場合は、PC本体側のスピーカー部分が物理的に故障している可能性があります。
保証期間内であれば、メーカーや販売店に問い合わせるのがベストです。
もし買い替えが必要な場合は…
内蔵スピーカーが壊れていても、外付けスピーカーを使えば問題なく音が出せます。
以下のような手軽に導入できるPC用スピーカーを検討してもよいでしょう。
■おすすめの外付けスピーカー
商品名 | 特徴 |
---|---|
Logicool Z120BW | USB給電・コンパクト・手頃な価格 |
Creative Pebble SE | おしゃれな見た目・高音質・USBタイプCにも対応 |
Anker Soundcore 3 | Bluetooth接続・バッテリー内蔵・スマホ兼用も◎ |
▶ Amazonや楽天などで「PC スピーカー USB」「小型 スピーカー」などで検索すると豊富に見つかります。
POINT
スピーカーの寿命は数年で訪れることも。音が割れる・出たり消えたりする場合も買い替えサインかも。
Windows・Mac別のチェックポイント
PCから音が出ないとき、WindowsとMacでは設定方法や原因が少し異なります。
ここではそれぞれのOSごとのチェックポイントを、初心者でも迷わずできるように解説します。
Windows 11/10で音が出ないときの設定方法
Windowsでは、設定ミスや出力先の選択ミスがよくある原因です。
以下の手順で、基本的なサウンド設定を確認してみましょう。
- 画面右下の🔊スピーカーアイコンを右クリック
- 「サウンドの設定」を選ぶ
- 「出力デバイスの選択」から使用したいスピーカーを選択
- 音量スライダーが0になっていないか確認
- 「トラブルシューティングの実行」もおすすめ
- 「アプリごとの音量ミキサー」で各ソフトの音量を確認
- 「デバイスマネージャー」でサウンドデバイスが正常か確認
- Windows Update後は、サウンドドライバーが上書きされていることも
ヒント
設定画面へは「Win + I → システム → サウンド」でもアクセスできます。
Macで音が出ない場合の確認方法
Macの場合も、出力先や音量設定の確認が基本になります。以下の手順で進めましょう。
- 画面右下の🔊スピーカーアイコンを右クリック
- 「サウンドの設定」を選ぶ
- 「出力デバイスの選択」から使用したいスピーカーを選択
- 音量スライダーが0になっていないか確認
- 「トラブルシューティングの実行」もおすすめ
■よくあるMacのトラブルと対処法
トラブル内容 | 対処法 |
---|---|
音量バーが表示されない | PRAMリセットを試す(起動時にOption + Command + P + R) |
出力先が表示されない | 一度Bluetoothや外部デバイスをすべてオフにして再確認 |
macOSアップデート後に無音 | 再起動またはOSバージョンの不具合確認 |
ヒント
Macでは外部ディスプレイ(HDMI接続)の影響で音が出ないことも多いため、出力先は要チェックです!
POINT
OSに合った対処法を使うことで、原因の切り分けがしやすくなります。WindowsとMacで設定画面の名称や手順が違うので注意!
それでもダメなら?最終手段の対処法
ここまでの確認・設定をすべて試しても音が出ない場合、OSやスピーカーそのものに根本的な問題がある可能性が考えられます。
そんなときは、以下のような“最終手段”も検討してみてください。
システムの復元または初期化を検討する
Windowsでは、過去の正常な状態に戻す「システムの復元」を行うことで、ドライバーや設定の問題が解消される場合があります。
また、どうしても直らない場合は、初期化(リセット)も視野に入れましょう。
- スタートメニュー →「回復」または「システムの復元」と検索
- 「復元ポイントを作成」→「システムの復元」
- 音が出ていた日付を選んで復元を実行
この操作では写真やファイルは消えませんが、アプリの一部は巻き戻されることがあります。
⚠ 初期化を行う場合は要注意!
- バックアップを必ず取ってから実行すること
- 初期化後はドライバーやアプリを再インストールする必要あり
Macの場合は「macOSの再インストール」や「PRAM/NVRAMリセット」も有効です。
外付けスピーカーの買い替えを検討
もし、内蔵スピーカーや古い外付けスピーカーが物理的に故障していると分かった場合は、無理に直そうとせず買い替えを検討するのも手です。
最近は安価でも高音質なスピーカーが増えており、USB接続ならドライバー不要で簡単に使えます。
■おすすめの外付けスピーカー3選
商品名 | 特徴 | 価格帯(目安) |
---|---|---|
Logicool Z120BW | USB給電・コンパクト・安定の定番 | 約2,000円〜 |
Creative Pebble SE | デザイン◎・重低音しっかり・USB給電 | 約3,000円〜 |
Anker Soundcore 3 | Bluetooth接続・バッテリー内蔵・スマホ兼用OK | 約6,000円〜 |
▶Amazonや楽天で「PCスピーカー」「USBスピーカー」などと検索すると、多数ヒットします。
POINT
どうしても直らないなら「買い替え」は効率的。音質アップにもつながるチャンスです♪
最後の手段をとる前に
もし保証期間内のPCなら、メーカー修理サポートへの問い合わせも忘れずに!
よくある質問Q&A|「音が出ない…」を解決したい人へ
「何度確認しても音が出ない…」「設定を変えてもダメ…」そんなときのあるある疑問と解決法をまとめました。
1つずつチェックすることで、原因がぐっと絞り込めます!
- Qスピーカーをつなぎ直しても音が出ないのはなぜ?
- A
出力先が別のデバイスに設定されている可能性があります。
例えば、HDMIモニターやBluetoothヘッドホンなどが接続されていると、音がそちらに流れてしまうことがあります。
出力先の設定を手動で「スピーカー」に変更しましょう。Windowsでの出力先確認手順- スピーカーアイコンを右クリック →「サウンドの設定」
- 「出力デバイスの選択」で正しいスピーカーを選ぶ
- Qスピーカーのマークにバツ印がついているのは?
- A
ミュート状態やサウンドドライバーの異常が原因です。
バツ印がついているときは、以下のポイントをチェック
- 音量が0またはミュートになっていないか?
- 「デバイスマネージャー」でドライバーに異常マーク(!や×)が出ていないか?
ドライバーの不具合がある場合は、更新または再インストールを行いましょう(詳しくはドライバーの確認手順をご参照ください)。
- Q音は出ているけど、すごく小さい…
- A
アプリやシステム側の音量設定が小さくなっている可能性があります。
YouTubeやゲームなどのアプリごとの音量ミキサーを確認してみましょう。
音量ミキサーの開き方(Windows)- スピーカーアイコンを右クリック
- 「音量ミキサー」を選択
- 各アプリの音量スライダーをチェック
アプリがミュート状態になっていることもあるので注意!
- Q有線スピーカーとBluetoothの両方をつないでるとき、音が出ないのは?
- A
出力先が競合していることがあります。
PCは複数のオーディオデバイスがあると、うまく切り替えられないことがよくあります。
その場合は、どちらか片方だけを接続して再起動し、改めて出力先を選び直してください。Bluetoothと有線を同時に使いたいときは、サウンド設定で毎回明示的に出力先を選ぶ必要があります。
- QWindowsの更新後に音が出なくなった…
- A
Windows Updateでサウンドドライバーが上書きされたことが原因の可能性があります。
この場合は、ドライバーの再インストールまたは復元ポイントからの復元が有効です。
ドライバーの再インストール手順(簡易版)- 「デバイスマネージャー」を開く
- サウンドデバイスを右クリック →「デバイスのアンインストール」
- PCを再起動すると自動で再インストールされます
メーカー製PCの場合は、公式サイトから正規ドライバーを手動でダウンロードする方法もおすすめです。
🔚 それでも改善しない場合は、「最終手段の対処法」を参考に、復元やスピーカーの買い替えも検討しましょう。
注意!音が出ない時によくあるミスTOP5
ミス内容 | 詳細 |
---|---|
音量が0になっている | 意外と多い基本ミス。タスクバーやキーボードの音量ボタンをチェック! |
出力先が「HDMI」や別デバイスになっている | モニターやヘッドホンに自動で切り替わっていることがあります。 |
ドライバーが無効・破損している | デバイスマネージャーで「!」や「×」マークがある場合は要確認。 |
スピーカーの電源がオフ・ケーブル未接続 | 外部スピーカーの電源・接続ケーブルをもう一度しっかり差し込んでみましょう。 |
アプリ側の音声設定がオフになっている | ブラウザやゲームなど、個別の音声ミュートになっていないかもチェック! |
まとめ|順にチェックすれば、音はきっと戻る!
PCのスピーカーから音が出ないと焦ってしまいがちですが、ほとんどの場合、ちょっとした設定ミスや接続不良が原因です。
■本記事で紹介したチェックポイントを振り返ると…
チェック内容 | 対応方法 |
---|---|
音量やミュート設定 | 音量ミキサーやアプリごとの音量を確認 |
出力先の設定ミス | 「スピーカー」やBluetoothに正しく切り替え |
ドライバー異常 | デバイスマネージャーで更新または再インストール |
スピーカーの故障 | 他の機器で音が出るか検証&買い替えも視野に |
OS別トラブル | Windows・Macごとに設定を見直す |
初心者でも、手順通りに進めれば解決できます!
「設定」「接続」「ドライバー」など、原因をひとつずつ切り分けて確認していけば、音が出ない問題はかなりの確率で自分で直せます。
それでもどうしても直らないときは、
- 復元ポイントで元の状態に戻す
- 外付けスピーカーやヘッドホンを導入する
- メーカーのサポートに相談する
といった選択肢もあります。
■ちなみに…買い替えるならこのあたりが人気!
※リンクは例として掲載。実際の使用にはアフィリエイト設定や在庫確認をお願いします。
もう音が出なくて困らない!
ひとつずつ試していけば、あなたのPCもまた快適な音環境に戻せるはずです。
ぜひ本記事を参考に、トラブルを乗り越えてくださいね!