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ゲーミングPCが熱い原因と対策|適正温度と部屋を暑くしない排熱方法

ゲーミングPCを使っていて、「ゲームをするとPC本体がすごく熱くなる」「夏になると部屋まで暑くなる」「この温度のまま使って大丈夫なの?」と心配になったことはありませんか?
ゲーミングPCは高性能なCPUやGPUを搭載しているため、ゲーム中はどうしても発熱します。
そのため、PCがある程度熱くなること自体は珍しくありません。
ただし、PC内部に熱がこもっていたり、ホコリがたまっていたりすると、温度が必要以上に高くなり、ファン音の増加や性能低下につながることがあります。
また、PCから出た熱は最終的に部屋の中へ排出されるため、長時間ゲームをしていると部屋が暑くなることもあります。
この記事では、ゲーミングPCの適正温度の目安と、PC本体・部屋が暑いときの対策を初心者向けにわかりやすく解説します。
まずはPCの温度を確認して、置き場所・掃除・ゲーム設定など簡単なところから対策していきましょう。
ゲーミングPCは熱くなるのが普通?
ゲーミングPCがゲーム中に熱くなると、「故障するのでは?」と不安になりますよね。
ですが、ゲーム中にPCが熱くなること自体は普通です。
ゲームをするとCPUやGPUに大きな負荷がかかり、消費電力が増えるため、その分だけ熱も発生します。
特に、
- 高画質設定でゲームをしている
- 高いFPSを出している
- 重いゲームを長時間プレイしている
- 高性能なCPU・GPUを搭載している
といった場合は、発熱も大きくなりやすいです。
そのため、ゲーム中にケースから温かい空気が出ていたり、ファンの音が少し大きくなったりするだけなら、すぐに故障を疑う必要はありません。
ゲーム中に排気口から温かい空気が出ているなら、PC内部の熱を外へ逃がしている可能性が高いです。
「熱い=すぐ故障」ではありません。
ただし、以前より明らかに熱くなった場合や、電源が突然落ちるなど別の症状も出ている場合は、一度原因を確認しましょう。
ゲーミングPCの適正温度は何℃?
PCが熱いと感じたときに気になるのが、「何℃までなら大丈夫なの?」という点です。
CPUやGPUの適正温度は、搭載しているパーツや冷却環境によって変わります。
そのため、次の温度はあくまで初心者向けの大まかな目安として考えてください。
| パーツ | アイドル時の目安 | ゲーム中の目安 | 確認したい温度 |
|---|---|---|---|
| CPU | 30~50℃前後 | 60~85℃前後 | 90℃前後が続く |
| GPU | 30~50℃前後 | 60~80℃前後 | 85~90℃前後が続く |
※室温・CPUやGPUの種類・PCケース・CPUクーラーなどによって温度は変わります。
CPUはゲーム中60~85℃前後なら珍しくない
CPUはゲーム中に負荷がかかると温度が上がります。
ゲームによっては70~80℃台になることもあるため、一時的に温度が高くなっただけで故障とは判断できません。
一方で、
- 90℃前後の状態が長く続く
- ゲームをしていないのに温度がかなり高い
- 温度上昇と同時に動作が重くなる
- PCが突然落ちる
といった場合は、冷却がうまくできているか確認してみましょう。
CPUによって許容される最大温度は異なるため、正確な上限を知りたい場合はCPUメーカーの仕様を確認するのが確実です。
GPUはゲーム中60~80℃前後がひとつの目安
ゲームではGPUを大きく使うため、CPUと同じようにGPU温度も上がります。
ゲーム中に60~80℃前後になることは珍しくありません。
ただし、
- 以前より温度が大幅に高くなった
- 85~90℃前後の高温が続く
- ファンが常に全開で回っている
- ゲームがカクつく
- 画面が消える・PCが落ちる
といった症状もある場合は注意が必要です。
GPUにも製品ごとの最大温度があるため、「○℃なら絶対に安全」と一律には判断できません。
ゲーミングPCが熱くなる主な原因
ゲーミングPCが必要以上に熱くなる場合、PCの性能だけが原因とは限りません。
置き場所やホコリ、ゲーム設定などが影響していることもあります。
CPU・GPUに大きな負荷がかかっている
ゲーム中にPCが熱くなる一番わかりやすい原因が、CPUやGPUへの負荷です。
ゲーム中はCPUやGPUへの負荷が増えるため、消費電力と発熱も大きくなります。
特に高画質・高FPSでプレイすると、GPUへの負荷が高くなりやすいです。
ゲーム中だけ温度が上がり、ゲームを終了すると徐々に下がるのであれば、正常な動作である可能性が高いです。
PC内部やフィルターにホコリがたまっている
ゲーミングPCを長く使っていると、吸気口やフィルターにホコリがたまります。
ホコリで空気の通り道が狭くなると、
- 冷たい空気を取り込みにくい
- 熱い空気を外へ逃がしにくい
- ファンの回転数が上がる
- CPU・GPU温度も上がりやすくなる
といった状態になります。
特に床の近くにPCを置いている場合は、ホコリを吸い込みやすいので注意しましょう。
「買ったときより最近の方が熱い」という場合は、一度フィルターや吸気口を確認してみるのがおすすめです。
詳しい掃除方法は「ゲーミングPCの掃除・メンテナンス方法」で解説しています。
PCの置き場所が悪くて排熱できていない
PCの周囲に十分な空間がないと、内部の熱をうまく逃がせません。
たとえば、
- 壁にぴったり付けている
- デスクの狭い収納部分に入れている
- 排気口の前に物を置いている
- PCの上に物を置いている
といった状態です。
ゲーミングPCは、ケースの前面や底面などから空気を取り込み、背面や上部から熱い空気を排出する構成が多くなっています。
排気された熱い空気がPC周辺にこもると、その熱い空気を再び吸い込み、さらに冷却しにくくなることがあります。
ゲーム設定やFPSが高すぎる
画質設定やFPSもPCの発熱に影響します。
高画質・高FPSになるほどGPUへの負荷が増えやすく、その分だけ消費電力と発熱も増えます。
特に、「そこまで高いFPSは必要ないけれど、FPS制限をしていない」という場合は、GPUが必要以上に動いていることもあります。
ただし、VALORANTなどの競技系ゲームでは入力遅延を抑えるために高いFPSを出す場合もあるため、単純に「モニターが144Hzなら144FPSにすればいい」というわけではありません。
静かさや温度を優先したい場合は、ゲームに支障がない範囲でFPS上限や画質設定を見直してみましょう。
室温が高い
意外と影響が大きいのが、部屋そのものの温度です。
ゲーミングPCは室内の空気を取り込んでパーツを冷やしているため、夏場などで室温が高くなると、PC内部も冷やしにくくなります。
同じPCでも、室温20℃の冬と30℃の夏では冷却条件が大きく変わります。
PCの掃除や置き場所に問題がないのに夏だけ温度が高くなるなら、エアコンなどで室温を下げることも重要です。
ファンやCPUクーラーに問題がある
置き場所や掃除に問題がないのに温度が高い場合は、冷却パーツに問題が起きている可能性もあります。
たとえば、
- ケースファンが回っていない
- CPUファンが正常に回っていない
- 水冷CPUクーラーのポンプに問題がある
- ファンやクーラーが劣化している
といったケースです。
「以前は問題なかったのに急に温度が高くなった」という場合は、冷却パーツも原因のひとつとして考えられます。
ただし、初心者さんがいきなりCPUクーラーやGPUを取り外す必要はありません。
見える範囲でファンが正常に回っているか確認し、原因が分からなければメーカーへ相談しましょう。
ゲーミングPCが熱いときの対策【簡単な順】
PCの温度が気になる場合は、いきなりCPUクーラーを交換したりPCを分解したりする必要はありません。
まずは初心者でも安全にできる方法から試してみましょう。
- PCの周りに空間をあける
- ホコリを掃除する
- 部屋の温度を下げる
- ゲーム設定・FPSを見直す
それでも高温が続く場合に、ファンやCPUクーラーなどを確認します。
① PCの周りに空間をあける
最初に確認したいのが置き場所です。
壁や家具に近すぎる場合は、PCを少し離して排気しやすくしましょう。
特に確認したいのは、
- 背面の排気口
- 上部の排気口
- 前面の吸気口
- 底面の吸気口
です。
どこが吸気・排気になっているかはPCケースによって異なりますが、少なくとも通気口の前に物を置かないようにしましょう。
PCを少し移動するだけで温度が改善する場合もあります。

② ホコリを掃除する
フィルターや吸気口にホコリがたまっている場合は、掃除しましょう。
まずは、
- PCケースのフィルター
- 吸気口
- 排気口
- ケースファン周辺
など、見える範囲から確認すればOKです。
初心者さんがGPUやCPUクーラーまで取り外して掃除する必要はありません。
無理に分解すると故障や保証への影響につながる可能性もあるため、まずは簡単な掃除から始めましょう。

③ エアコンなどで室温を下げる
夏場はPCだけでなく、部屋の温度も確認しましょう。
PCは室内の空気を使って冷却するため、室温が高いほど冷却しにくくなります。
エアコンや換気を使って室温を下げるだけでも、CPU・GPU温度が改善する場合があります。
ただし、PCへ扇風機やエアコンの風を極端に近づける必要はありません。
まずは人が快適に過ごせる程度の室温を保つことを意識すれば十分です。
④ FPS上限や画質設定を見直す
ゲーム中だけ温度が高くなる場合は、ゲーム設定を見直してみましょう。
特に、FPSを無制限にしている場合は、GPUが常に高負荷になっていることがあります。
「高FPSより静かさや温度を優先したい」という場合は、
- FPS上限を設定する
- 画質設定を1段階下げる
- レイトレーシング設定を見直す
などを試してみましょう。
ただし、競技系ゲームでは高FPSにメリットがあるため、自分の遊び方に合わせて調整してください。
⑤ WindowsやPCメーカーの動作モードを確認する
ゲーミングPCによっては、メーカー独自ソフトなどから動作モードを選べます。
たとえば、
- パフォーマンス
- バランス
- 静音
といったモードです。
常にパフォーマンスモードになっていると、CPUやGPUを高い性能で動かそうとするため、発熱やファン音が大きくなることがあります。
軽いゲームや普段使いでは、「バランス」や「静音モード」で十分な場合もあります。
モード名や動作はメーカー・機種によって異なります。
BTOメーカーの専用ソフトが入っている場合は、まず公式ソフトの設定を確認してみましょう。
⑥ ファンが正常に回っているか確認する
温度が高い状態が続く場合は、ファンが正常に動いているか確認します。
PCケースの外から見える範囲で、
- ケースファンが回っているか
- 不自然に止まっていないか
- カラカラ・ガリガリと異音がしていないか
を確認してみましょう。
ただし、GPUによっては低負荷時にファンを停止する「セミファンレス」動作をすることがあります。
そのため、ファンが止まっている=必ず故障というわけではありません。
異音については「ゲーミングPCがうるさい原因と静かにする方法」で詳しく解説しています。
⑦ 改善しない場合はCPUクーラーやファンを確認する
置き場所・掃除・室温・ゲーム設定を見直しても高温が続く場合は、CPUクーラーやケースファンの冷却性能が足りていない可能性があります。
たとえば、
- CPUクーラーを冷却性能の高いモデルへ交換する
- ケースファンを追加する
- 劣化したファンを交換する
といった方法があります。
ただし、初心者さんには最初からパーツ交換をおすすめしません。
BTOパソコンでは自分でパーツを交換すると保証条件に影響する場合もあります。
購入して間もないPCで異常に熱い場合は、自分で交換する前にメーカーへ相談しましょう。
ゲーミングPCを使うと部屋が暑くなるのはなぜ?
「PCの温度は問題なさそうなのに、部屋がすごく暑くなる」ということもあります。
これはゲーミングPCの故障とは限りません。
PCが使った電力の多くは、最終的に熱として部屋の中へ放出されます。
特に高性能なCPU・GPUを使ってゲームをすると消費電力が大きくなるため、その分だけ部屋へ出る熱も増えます。
つまり、PC内部の熱をしっかり排出できていても、その熱は部屋の中に残ります。
「PCを冷やせば部屋も涼しくなる」というわけではない点には注意しましょう。
高性能なゲーミングPCほど部屋が暑くなりやすい
高性能なCPU・GPUを高負荷で長時間使うほど、消費電力が増えて部屋へ放出される熱も大きくなります。
特に夏場の小さな部屋では、PCの排熱が体感しやすくなります。
PCの排気を部屋の外へ出せれば効果的
部屋が暑い場合は、PC本体だけを冷やすより、部屋にたまった熱を外へ逃がす必要があります。
対策としては、
- エアコンを使う
- 換気する
- サーキュレーターで空気を循環させる
- PCの排気が部屋の隅にこもらないようにする
などがあります。
特にPCの背面が壁や部屋の角に向いていると、排気された熱がその場所へたまりやすくなります。
PC本体の周りだけでなく、部屋全体の空気が動くようにすると快適になりやすいです。
やってはいけない熱対策
ゲーミングPCが熱いからといって、自己流で無理に冷やすのはおすすめできません。
サイドパネルを開けっぱなしにする
「ケースを開けた方が冷えそう」と思うかもしれませんが、サイドパネルを外したまま使い続けるのは基本的にはおすすめしません。
PCケースはファンを使って空気の流れを作っています。
サイドパネルを外すと、この空気の流れが崩れたり、ホコリが入りやすくなったりします。
開けると温度が大きく下がる場合は、吸気・排気やケース内の冷却に問題がないか確認しましょう。
ファンを止める・回転数を極端に下げる
ファン音が気になるからといって、冷却ファンの回転数を極端に下げるのもNGです。
ファンを遅くすれば静かになることはありますが、その分だけCPUやGPUの温度が上がる可能性があります。
静音性だけではなく、温度とのバランスを見ることが大切です。
保冷剤や冷たい物をPCに当てる
PCを冷やすために、保冷剤などをケースへ直接当てるのは避けましょう。
冷えた物の周囲では結露が発生する可能性があり、水分はPCパーツの故障につながります。
PCを冷やすときは、室温やエアフローを改善する方法を優先してください。
いきなりPCを分解する
温度が高いからといって、いきなりGPUやCPUクーラーを取り外す必要はありません。
初心者さんの場合は、
- パーツを傷つける
- ケーブルを戻せなくなる
- 静電気で故障する
- 保証に影響する
といったリスクがあります。
まずは置き場所・掃除・室温・ゲーム設定から。
パーツ交換は、それでも改善しない場合の最終手段と考えましょう。
こんな症状があるならメーカーへ相談しよう
単純にゲーム中の温度が少し高いだけなら、すぐに故障とは限りません。
ただし、次のような症状がある場合は注意しましょう。
- ゲーム中に突然PCの電源が落ちる
- 頻繁に再起動する
- 温度上昇と同時にゲームが極端に重くなる
- ファンが回っていない
- カラカラ・ガリガリなどの異音がする
- 焦げたようなニオイがする
- 購入直後から異常に高温になる
特に異臭がする場合は、そのまま使用を続けない方が安全です。
PCの電源を切り、メーカーや修理店へ相談しましょう。
購入して間もないBTOパソコンなら、保証で対応してもらえる可能性もあります。
自分で分解する前にメーカーサポートへ確認するのがおすすめです。
- PCが熱いだけ
→ この記事の熱対策を確認 - ファン音・異音が気になる
→ ゲーミングPCがうるさい原因を確認 - 突然電源が落ちる
→ ゲーミングPCの電源が落ちる原因を確認
症状ごとに分けて確認すると、原因を絞り込みやすくなります。
ゲーミングPCの熱・温度についてよくある質問
- ゲーミングPCはゲーム中80℃でも大丈夫?
-
CPU・GPUともに、ゲーム中に80℃前後になることはあります。
ただし、適正温度や上限はパーツによって違うため、温度だけでなく「高温が長時間続いていないか」「動作異常がないか」も確認しましょう。
- CPUが90℃になるのは危険?
-
CPUによっては高温まで動作できる製品もあるため、一時的に90℃近くになっただけで故障とは判断できません。
ただし、ゲーム中ずっと90℃前後が続く場合は、掃除・置き場所・CPUクーラーなどを確認してみましょう。
- GPUが80℃になるのは普通?
-
負荷の高いゲームでは、GPUが70~80℃前後になることがあります。
以前より急に温度が高くなった場合や、カクつき・電源落ちなどもある場合は注意が必要です。
- 夏はゲーミングPCの温度も上がる?
-
上がりやすくなります。
PCは室内の空気を使って冷却するため、室温が高い夏場はCPUやGPUの温度も高くなりやすいです。
- ゲーミングPCで部屋が暑くなるのを防げる?
-
完全に熱をなくすことはできません。
エアコンや換気、サーキュレーターなどを使って、PCから出た熱を部屋にためないようにするのが効果的です。
まとめ|ゲーミングPCが熱いときは温度と排熱を確認しよう
ゲーミングPCは高性能なCPUやGPUを搭載しているため、ゲーム中に熱くなること自体は珍しくありません。
PCが熱い=すぐ故障というわけではありません。
まずはCPU・GPU温度を確認し、以前より大幅に高くなっていないかチェックしてみましょう。
- PCの周りに空間をあける
- ホコリを掃除する
- 室温を下げる
- FPS・画質設定を見直す
- 動作モードやファンを確認する
この順番なら、初心者さんでも無理にPCを分解せず対策できます。
また、PC本体の温度が正常でも、排出された熱によって部屋が暑くなることはあります。
その場合はPCだけでなく、エアコン・換気・サーキュレーターなどを使って部屋全体の熱を逃がしましょう。
温度が異常に高い状態が続いたり、電源落ち・異音・異臭なども起きている場合は、自分で無理に直さずメーカーへ相談するのがおすすめです。




